4/23(日)~25(火)、3日間の日程で秋田県の角館を訪れました。帰路、当初の予定にはありませんでしたが、せっかく近くまで来たのだからと思い、岩手県の中尊寺を訪ねました。
以前に何度か中尊寺を訪ねましたが、その頃は仏像にあまり興味がありませんでしたし、知識もありませんでした。今回は金色堂をはじめ、境内諸堂の仏像をゆっくり見ることができました。金色堂内には3基の須弥壇があり、それぞれに阿弥陀如来を中心とする諸仏が配置されていますが、3基とも同じ種類の仏像が配置されていることを初めて知りました。
以前に何度か中尊寺を訪ねましたが、その頃は仏像にあまり興味がありませんでしたし、知識もありませんでした。今回は金色堂をはじめ、境内諸堂の仏像をゆっくり見ることができました。金色堂内には3基の須弥壇があり、それぞれに阿弥陀如来を中心とする諸仏が配置されていますが、3基とも同じ種類の仏像が配置されていることを初めて知りました。
◆中尊寺
天台宗東北大本山。850年、慈覚大師円仁(えんにん)の開山。12世紀初め奥州藤原氏初代清衡公が前九年・後三年の合戦で亡くなった命を平等に供養し、仏国土を建設するため大伽藍を造営しました。惜しくも14世紀に堂塔の多くは焼失しましたが、金色堂始め三千余点の国宝・重要文化財を伝える平安仏教美術の宝庫です。
「平泉–仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群–」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。(「世界遺産 中尊寺」パンフレットより)
「平泉–仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群–」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。(「世界遺産 中尊寺」パンフレットより)
◆本堂
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中尊寺の根本道場で、ご本尊は丈六の釈迦如来。藤原四衡公の御月忌(ごがっき)、天台宗の祖師忌、法華経一日頓写経会を始めとする法要儀式が行われます。内陣には伝教大師最澄以来1200年の間受け継がれる「不滅の法灯」が灯されています。各家先祖代々の回向、坐禅・写経の道場もあります。(「世界遺産 中尊寺」パンフレットより)
◆讃衡蔵(さんこうぞう)(中尊寺HPより)
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他に、千手観音菩薩立像や騎師文殊菩薩及び四眷属像が印象に残りました。
3000点をこえる国宝・重要文化財を収蔵し、展示室では仏像・仏具、経典・書画や藤原氏の副葬品などを拝観いただけます。(「世界遺産 中尊寺」パンフレットより)
※こちらには3体の丈六仏が展示されていました。阿弥陀如来坐像と2体の薬師如来坐像です。3体は1丈6尺(約485cm)の身長に因んで丈六仏と呼ばれていますが、坐像のため像高はおよそ270cmです。他に、千手観音菩薩立像や騎師文殊菩薩及び四眷属像が印象に残りました。
◆金色堂
新覆堂(しんおおいどう)
この新覆堂は、旧来の木造の覆堂に替って金色堂を新たに保護すべく、昭和43年(1968)に竣工したものである。(図録『世界遺産 中尊寺』より)
五月雨の降り残してや光堂
芭蕉は、元禄2年(1689)5月13日、門人の曾良とともに平泉を訪れた。その年は、源義経が衣河館で自害し、奥州藤原氏が滅亡して500年目にあたる年だった。(図録『世界遺産 中尊寺』より)
金色堂(中尊寺HPより)
天治元年(1124)の造立で、現存する唯一の創建遺構です。ご本尊は阿弥陀如来、脇侍に観音・勢至菩薩、さらに6体の地蔵菩薩と持国天・増長天が本尊を取り巻いています。堂全体を金箔で覆い、皆金色(かいこんじき)の極楽浄土を現世に表しています。
内陣は螺鈿細工・蒔絵などの漆工芸や精緻な彫金で荘厳(しょうごん)され、平安仏教美術の最高峰をなしています。
中央の須弥壇(しゅみだん)の内に初代清衡公、向かって左の壇に二代基衡公、右の壇に三代秀衡公のご遺体と四代泰衡公の首級が納められています。(「世界遺産 中尊寺」パンフレットより)
※堂内には3基の須弥壇があり、それぞれ阿弥陀如来坐像を本尊とし、脇侍の観音菩薩立像・勢至菩薩立像、さらに6体の地蔵菩薩立像と持国天立像・増長天立像がその周りに配されています。つまり、それぞれの須弥壇に11体ずつ、金色堂全体では33体の仏像が安置されています。内陣は螺鈿細工・蒔絵などの漆工芸や精緻な彫金で荘厳(しょうごん)され、平安仏教美術の最高峰をなしています。
中央の須弥壇(しゅみだん)の内に初代清衡公、向かって左の壇に二代基衡公、右の壇に三代秀衡公のご遺体と四代泰衡公の首級が納められています。(「世界遺産 中尊寺」パンフレットより)
須弥壇(中央壇)(中尊寺HPより)
上下の框(かまち)や束(つか)には黒漆地に金と銀で鍍金し、宝相華(ほうそうげ)唐草文様を表わす。格狭間(こうざま)には魚々子地(ななこじ)に宝相華や蝶を打ち出し、鏡地(かがみじ)にはそれぞれ自由な動きを見せる金銅の孔雀と宝相華の花枝を鋲止めしている。
壇上には阿弥陀如来を中心に11体の仏像を安置している。(図録『世界遺産 中尊寺』より)
壇上には阿弥陀如来を中心に11体の仏像を安置している。(図録『世界遺産 中尊寺』より)
◆グッズ・土産
・図録『世界遺産 中尊寺』
・お守り
・図録『世界遺産 中尊寺』
・お守り