今日、又吉直樹のエッセイ『東京百景』を読み終えました。
文庫化されたら読もうと思っていましたが、『火花』を読み、この小説の舞台となった高円寺や吉祥寺、下北沢などについてどう書いているのか知りたくなり、この単行本を購入しました。
文庫化されたら読もうと思っていましたが、『火花』を読み、この小説の舞台となった高円寺や吉祥寺、下北沢などについてどう書いているのか知りたくなり、この単行本を購入しました。
◆太宰治の短編小説「東京八景」や「富嶽百景」(ともに新潮文庫『走れメロス』収録)を連想させるタイトルですが、小説ではなくエッセイ集です。著者の若い頃の苦悩や葛藤が伝わってきます。
◆「百景」って「たくさん」という意味だと思っていたら、言葉通り100の話(風景)がありました。殆どが1~4ページの短文で、5ページを超えるものは7話のみです。
◆著者の読書体験には大いに触発されます。読んだことがなかった作家はもちろん、既読の作品も読んみようと思いました。
◆以下が100のタイトルです。
1 武蔵野の夕陽 2 下北沢駅前の喧噪 3 日比谷野外音楽堂の風景 4 三鷹下連雀二丁目のアパート 5 東郷神社 6 三鷹禅林寺 7 山王日枝神社 8 舞浜の踊り 9 沼袋駅前商店街の向こう 10 芝大門尾崎紅葉生誕の地 11 久我山稲荷神社 12 原宿を歩く表情達 13 国立競技場の熱狂 14 お台場の夜空 15 仰ぎ見る東京都庁 16 田無タワー 17 吉祥寺ハモニカ横丁 18 吉祥寺の古い木造アパート 19 旧テレビ朝日 20 便所 21 新並木橋という入り口 22 一九九九年、立川駅北口の風景 23 そこにある側溝 24 五日市街道の朝焼け 2 5ゴミ箱とゴミ箱の間 26 国立の夜明け
27高円寺の風景 28明治神宮の朝焼け 29勝鬨橋の憂鬱 30下落合の空 31高円寺中通り商店街 32巣鴨とげぬき地蔵尊 33世田谷公園の窒息しそうな風景 34渋谷道玄坂百軒店 35杉並区馬橋公園の薄暮 36堀ノ内妙法寺の雨降る夜 37幡ヶ谷のサッカーグラウンド 38東京のどこかの室外機 39駒場の日本近代文学館 40三宿の住宅街 41豊島園 42荻窪のスーパー銭湯から見た風景 43羽田空港の風景 44高田馬場の夜 45根津権現の影 46夜の歌舞伎町 47武蔵小山の商店街 48四ツ谷駅の黄昏 49秋の夜の仙川 50自意識の捨て場所 51隅田川の夕景 52浜離宮恩賜庭園 53真夏の空中の十貫坂上 54日本橋を起点に観る記憶 55下北沢開かずの踏切 56赤坂・草月ホール 57下北沢CLUB Queの爆音と静寂 58郵便物のある風景 59月夜の富岡八幡宮 60井の頭公園 61阿佐ヶ谷の夜
62汐留の大通りに面したコンビニエンスストア 63池袋西口の地図 64江戸東京たてもの園 65晴海埠頭からの眺め 66代々木片隅の美容室 67上北沢のファミリーレストラン 68恵比寿駅前の人々 69夜明け前の北澤八幡宮 70冬の市ヶ谷釣り堀の風景 71南青山の稲荷神社 72東京で目覚めて最初に見る天井 73青山に連なる品々 74神保町古書店街 75東京タワー 76池尻大橋の小さな部屋 77花園神社 78都立大学駅前の風景 79高尾山薬王院 80雑司ヶ谷の漱石の墓 81祖師ヶ谷大蔵の商店街 82ルミネtheよしもと 83スカイツリー 84六本木通りの交差点 85麻布の地下にある空間 86銀座の老舗バー『ルパン』 87蒲田の文学フリマ 88目黒区碑文谷アピア40 89青山霊園 90六本木ヒルズ展望台からの風景 91車窓から見た淡島通り 92田端芥川龍之介旧居跡 93湯島天神の瓦斯灯 94湾岸スタジオの片隅 95新宿五丁目の文壇バー『風花』 96首都高速から見る風景 97梅ヶ丘『リンキィディンクスタジオ』の密室 98品川ステラボール 99昔のノート 100アパート
◆「百景」って「たくさん」という意味だと思っていたら、言葉通り100の話(風景)がありました。殆どが1~4ページの短文で、5ページを超えるものは7話のみです。
◆著者の読書体験には大いに触発されます。読んだことがなかった作家はもちろん、既読の作品も読んみようと思いました。
◆以下が100のタイトルです。
1 武蔵野の夕陽 2 下北沢駅前の喧噪 3 日比谷野外音楽堂の風景 4 三鷹下連雀二丁目のアパート 5 東郷神社 6 三鷹禅林寺 7 山王日枝神社 8 舞浜の踊り 9 沼袋駅前商店街の向こう 10 芝大門尾崎紅葉生誕の地 11 久我山稲荷神社 12 原宿を歩く表情達 13 国立競技場の熱狂 14 お台場の夜空 15 仰ぎ見る東京都庁 16 田無タワー 17 吉祥寺ハモニカ横丁 18 吉祥寺の古い木造アパート 19 旧テレビ朝日 20 便所 21 新並木橋という入り口 22 一九九九年、立川駅北口の風景 23 そこにある側溝 24 五日市街道の朝焼け 2 5ゴミ箱とゴミ箱の間 26 国立の夜明け
27高円寺の風景 28明治神宮の朝焼け 29勝鬨橋の憂鬱 30下落合の空 31高円寺中通り商店街 32巣鴨とげぬき地蔵尊 33世田谷公園の窒息しそうな風景 34渋谷道玄坂百軒店 35杉並区馬橋公園の薄暮 36堀ノ内妙法寺の雨降る夜 37幡ヶ谷のサッカーグラウンド 38東京のどこかの室外機 39駒場の日本近代文学館 40三宿の住宅街 41豊島園 42荻窪のスーパー銭湯から見た風景 43羽田空港の風景 44高田馬場の夜 45根津権現の影 46夜の歌舞伎町 47武蔵小山の商店街 48四ツ谷駅の黄昏 49秋の夜の仙川 50自意識の捨て場所 51隅田川の夕景 52浜離宮恩賜庭園 53真夏の空中の十貫坂上 54日本橋を起点に観る記憶 55下北沢開かずの踏切 56赤坂・草月ホール 57下北沢CLUB Queの爆音と静寂 58郵便物のある風景 59月夜の富岡八幡宮 60井の頭公園 61阿佐ヶ谷の夜
62汐留の大通りに面したコンビニエンスストア 63池袋西口の地図 64江戸東京たてもの園 65晴海埠頭からの眺め 66代々木片隅の美容室 67上北沢のファミリーレストラン 68恵比寿駅前の人々 69夜明け前の北澤八幡宮 70冬の市ヶ谷釣り堀の風景 71南青山の稲荷神社 72東京で目覚めて最初に見る天井 73青山に連なる品々 74神保町古書店街 75東京タワー 76池尻大橋の小さな部屋 77花園神社 78都立大学駅前の風景 79高尾山薬王院 80雑司ヶ谷の漱石の墓 81祖師ヶ谷大蔵の商店街 82ルミネtheよしもと 83スカイツリー 84六本木通りの交差点 85麻布の地下にある空間 86銀座の老舗バー『ルパン』 87蒲田の文学フリマ 88目黒区碑文谷アピア40 89青山霊園 90六本木ヒルズ展望台からの風景 91車窓から見た淡島通り 92田端芥川龍之介旧居跡 93湯島天神の瓦斯灯 94湾岸スタジオの片隅 95新宿五丁目の文壇バー『風花』 96首都高速から見る風景 97梅ヶ丘『リンキィディンクスタジオ』の密室 98品川ステラボール 99昔のノート 100アパート
◆22「一九九九年、立川駅北口の風景」24「五日市街道の朝焼け」
著者は高校卒業と同時に上京し三鷹に住んだ。そのきっかけを作った友人のことが書かれています。
◆40「三宿の住宅街」先輩芸人〈烏龍パーク〉の橋本さんとの「コーデュロイパンツのベージュはダサい」という話
→「火花」での、僕と神谷のエピソード
◆45「根津権現の影」→「火花」での、僕と神谷のエピソード
尾崎放哉の「自分をなくしてしまつて探して居る」を取り上げています。今の僕の心にはとても沁みる句です。『尾崎放哉全句集』(ちくま文庫)をもう一度読もうと思います。
◆50「自意識の捨て場所」著者の自意識の捨て場所は風呂場だった。では、僕のそれはどこ?
◆60「井の頭公園」61「阿佐ヶ谷の夜」著者は2009年、太宰治の100歳の誕生日に『太宰ナイト』という太宰を偲ぶライブを行いました。このライブにまつわる作家せきしろと西加奈子とのエピソードが語られています
◆76「池尻大橋の小さな部屋」著者の恋愛の話。最後の一文「あれが僕の東京のハイライト。」が切ない。
◆80「雑司ヶ谷の漱石の墓」漱石の「夢十夜」は大学時代好きだった由美さんもおもしろいと言っていた。今度ちゃんと読んでみよう。
◆82「ルミネtheよしもと」先輩芸人〈チャイルドマシーン〉の山本さんは、著者を居酒屋へ連れて行く前、度々消費者金融に寄った。
→「火花」での、僕と神谷のエピソード
◆86「銀座の老舗バー『ルパン」→「火花」での、僕と神谷のエピソード
織田作之助の「競馬」と「青春の逆説」を読もうと思います。
◆97「梅ヶ丘『リンキィディンクスタジオ』の密室」ぎゅぎゅぎゅぎゅいーん! 自意識。
◆98「品川ステラボール」後輩芸人〈寿ファンファーレ〉の解散ライブ
→「火花」での、スパークスの解散ライブ
→「火花」での、スパークスの解散ライブ