今日、注文しておいた村上春樹の『村上さんのところ』(2015.7)が届きました。
この本の内容については以下の通りです。
この本の内容については以下の通りです。
僕はあまり人前に出ることがないので、何年かに一度、読者のみなさんとメールのやりとりのようなことを、期間限定でやってきました。この前やったのは九年ほど前のことで、そのときも数多くのメールが寄せられ、読み切るのが大変だったんだけど、今回はより便利なスマホが中心の展開になったこともあり、予想を遙かに超えた数のメールが舞い込み、とにかくすごいことになってしまいました。 十七日間に寄せられた3万7465通のメールを読み切るのに、結局三ヶ月以上を要しました。でもちゃんと読みましたよ。そして中から3716通を選び、返事のメールを書きました。そこから選ばれた473通のやりとりが、本書に収録されているわけです。正直言って疲れました。方は凝るし、眼は痛くなるし、三ヶ月、他にまったく仕事はできないし、これは参ったなあと思ったけど、まあいったん始めたことなのでしっかりやり通しました。まるで降っても降っても降り止まぬ大雪を、一人でシャベルを持って雪かきしているみたいでした。最後はかなりふらふらでした。(「まえがき」より引用)お疲れさまでした。ゆっくり読ませていただきます。もし次回があったら、僕もメールを送ってみようと思います。