今日、佐藤賢一の『小説フランス革命11 八月の蜂起』を読み終えました。
◆ストーリー
革命に圧力を加えようとする諸外国に宣戦布告したフランス。しかし戦場の兵士たちの士気は低く、緒戦に敗退。開戦を主張したジロンド派は窮地におちいる。敗戦の責任を王家に転嫁しようと民衆の蜂起を促すも、あえなく失敗。政局が混乱し革命が行き詰まりかけた時、フランスの未来を拓くために、ダントンが、デムーランが、再びパリを起ち上がらせる! 革命が大きく舵を切る、運命の第11巻。(ブックカバー裏表紙より)
革命に圧力を加えようとする諸外国に宣戦布告したフランス。しかし戦場の兵士たちの士気は低く、緒戦に敗退。開戦を主張したジロンド派は窮地におちいる。敗戦の責任を王家に転嫁しようと民衆の蜂起を促すも、あえなく失敗。政局が混乱し革命が行き詰まりかけた時、フランスの未来を拓くために、ダントンが、デムーランが、再びパリを起ち上がらせる! 革命が大きく舵を切る、運命の第11巻。(ブックカバー裏表紙より)
1792年 7月 6日 デムーランに長男誕生 7月11日 議会が「祖国は危機にあり」と宣言 7月25日 ブラウンシュヴァイク宣言。オーストリア・プロイセン両国がフランス王家の解放を求める 8月10日 パリの民衆が蜂起しテュイルリ宮で戦闘。王権停止(8月10日の蜂起) 8月11日 臨時執行評議会成立。ダントンが法務大臣、デムーランが国璽尚書に 8月13日 国王一家がタンプル塔へ幽閉される (巻末「関連年表」より)
◆感想
この巻のクライマックスは〈8月10日事件〉(1792)――パリで民衆と軍隊がテュイルリー宮殿を襲撃してルイ16世やマリー・アントワネットら国王一家を捕らえ、タンプル塔に幽閉した事件――です。いよいよ革命が大きく動き出しました。
この巻ではロラン夫人・デムーラン・ロベスピエール・ルイ16世のそれぞれの視点から物語が語られますが、僕はこの手法を好きになれません。でも、もう少し読み続けようと思います。
この巻のクライマックスは〈8月10日事件〉(1792)――パリで民衆と軍隊がテュイルリー宮殿を襲撃してルイ16世やマリー・アントワネットら国王一家を捕らえ、タンプル塔に幽閉した事件――です。いよいよ革命が大きく動き出しました。
この巻ではロラン夫人・デムーラン・ロベスピエール・ルイ16世のそれぞれの視点から物語が語られますが、僕はこの手法を好きになれません。でも、もう少し読み続けようと思います。