安倍文殊院本堂
本堂入口で、参拝コースA「本堂 国宝文殊菩薩」の拝観料金700円を支払うと、和室に案内されお抹茶とお菓子(手作りらくがん、吉野くず入り)の接待を受けます。それらを美味しくいただくと、さらに奥に案内され、「渡海文殊」等の説明となります。
文殊菩薩騎獅像を拝観することが目的でしたが、横に並んだ4人の脇侍もそれぞれ個性的で、長い時間じっくり拝観しました。
文殊菩薩騎獅像を拝観することが目的でしたが、横に並んだ4人の脇侍もそれぞれ個性的で、長い時間じっくり拝観しました。
◆渡海文殊(とかいもんじゅ)
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当山のご本尊文殊菩薩は獅子に乗り4人の脇侍を伴う渡海文殊【5像全てが国宝】のお姿です。鎌倉時代・建仁3年(1203年)に大仏師・快慶によって造立されました。
渡海文殊は当山の本山である東大寺が、平安時代末期に平重衡によって焼打ち炎上させられ、大仏が再造立された際、大仏殿再建の象徴として、総責任者・重源上人の念持仏でもあった文殊様を、平安時代から東大寺の別格本山であった当山に造立し、東大寺総供養に法要する為であったと考えられています。(写真と解説:安倍文殊院HPより)
渡海文殊は当山の本山である東大寺が、平安時代末期に平重衡によって焼打ち炎上させられ、大仏が再造立された際、大仏殿再建の象徴として、総責任者・重源上人の念持仏でもあった文殊様を、平安時代から東大寺の別格本山であった当山に造立し、東大寺総供養に法要する為であったと考えられています。(写真と解説:安倍文殊院HPより)
◆文殊菩薩騎獅像
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木彫極彩色の騎獅像(高さ7叩ζ楮蚤隋砲如右手に降魔の利剣を持ち左手に蓮華を持ち獅子に乗った渡海文殊像です。文殊様の胎内墨書銘と胎内から発見された造立願文(国宝)により、建仁3年(1203)の快慶の作と判明しています。(写真と解説:安倍文殊院HPより)
獅子にまたがった日本最大の文殊菩薩(木造/鎌倉時代/像高198cm)
文殊菩薩が乗っている獅子の足から、光背の先まで約7m。大きくて迫力がある。
日本最大の文殊菩薩だといわれている。頭部内に「建仁」「巧匠アン(梵字)阿弥」の文字が発見されたことから、快慶作だとされる。京都府・天橋立の「切戸の文殊」(智恩寺)、山形県の「亀岡の文殊」(大聖寺)と並び、日本三文殊の霊場「大和安倍の文殊さん」として名高い。獅子に乗り、4人の従者とともに海を渡って来迎する「渡海文殊」である。大きな獅子が、図体に似合わず今にも泣き出しそうな顔をしていて、なんだかユーモラスだ。(田中ひろみ『拝んでしあわせ 奈良の仏像100』より)
文殊菩薩が乗っている獅子の足から、光背の先まで約7m。大きくて迫力がある。
日本最大の文殊菩薩だといわれている。頭部内に「建仁」「巧匠アン(梵字)阿弥」の文字が発見されたことから、快慶作だとされる。京都府・天橋立の「切戸の文殊」(智恩寺)、山形県の「亀岡の文殊」(大聖寺)と並び、日本三文殊の霊場「大和安倍の文殊さん」として名高い。獅子に乗り、4人の従者とともに海を渡って来迎する「渡海文殊」である。大きな獅子が、図体に似合わず今にも泣き出しそうな顔をしていて、なんだかユーモラスだ。(田中ひろみ『拝んでしあわせ 奈良の仏像100』より)
◆善財童子
![イメージ 4]()
文殊様の向かって右側に立つ善財童子は、「華厳経」入法界品に登場する純粋可憐な童子で文殊菩薩の教導を受け、仏の悟りを得るために、諸所の善知識を歴参することで知られている。(写真と解説:安倍文殊院HPより)
振り返る姿がかわいらしい童子(木造/鎌倉時代/像高198cm)
文殊菩薩がまたがっている獅子の左右に立つ4人の侍者。文殊菩薩と同じく快慶の作。でも、維摩居士(ゆいまこじ)像だけは後世の桃山時代の補作である。普通は、善財童子、優填王(うでんおう)、最勝老人、仏陀波利三蔵だが、文殊院では「最勝老人」にあたる像を「維摩居士」、「仏陀波利三蔵」にあたる像を「須菩提」としている。文殊様に向かって右側の前に立つかわいい善財童子は、『華厳経』の最後の章「入法界品(にゅうほっかいぼん)」に登場する。インドのお金持ちの子に生まれたが、ある日仏教に目覚め、文殊菩薩の勧めにより旅に出てさまざまな指導者(善智識)53人を訪ね歩き、最後に普賢菩薩のところで悟りを開いたと描かれている。(田中ひろみ『拝んでしあわせ 奈良の仏像100』より)
文殊菩薩がまたがっている獅子の左右に立つ4人の侍者。文殊菩薩と同じく快慶の作。でも、維摩居士(ゆいまこじ)像だけは後世の桃山時代の補作である。普通は、善財童子、優填王(うでんおう)、最勝老人、仏陀波利三蔵だが、文殊院では「最勝老人」にあたる像を「維摩居士」、「仏陀波利三蔵」にあたる像を「須菩提」としている。文殊様に向かって右側の前に立つかわいい善財童子は、『華厳経』の最後の章「入法界品(にゅうほっかいぼん)」に登場する。インドのお金持ちの子に生まれたが、ある日仏教に目覚め、文殊菩薩の勧めにより旅に出てさまざまな指導者(善智識)53人を訪ね歩き、最後に普賢菩薩のところで悟りを開いたと描かれている。(田中ひろみ『拝んでしあわせ 奈良の仏像100』より)
◆グッズ・土産
・パンフレット「国宝 ご本尊 文殊菩薩」(写真3枚付き)
・パンフレット「国宝 ご本尊 文殊菩薩」(写真3枚付き)