昨日、部屋の片付けをしていたら、『仏像ワンダーランド奈良』(JTBパブリッシング、2009)というムック本が出てきました。僕が「見仏」に目覚めるずっと前に購入したものですが、写真といい内容といい、とてもいいです。これを読みながら次の見仏について計画を立てようと思います。
◆「見仏」初心者にとって、とても読みやすい本だと思います。以下、この本の内容です。
◇写真家の目で見た美仏たち
◇仏像が100倍好きになる 山下裕二的仏像の見方&好仏BEST12
【見方 其の壱】「仏像=美女」と思って眺める
【見方 其の弐】「仏像=イケメン」と見る
【見方 其の参】「仏像=子ども」と見る
【見方 其の四】「空間と仏像」を同時に楽しむ
【見方 其の五】「仏像=生身」として見る
【見方 其の六】「教科書的必見の美仏」はコレだ!
【見方 其の七】「自分好みの個性派を探せ!」
◇仏像巡りの旅
【コース1】山下裕二先生ドッキリセレクト
【コース2】ハードですが、がんばって一日でいいとこ取り!
◇山下教授の仏像教室1~山下裕二流仏像鑑賞の心得10ヵ条
◇奈良公園周辺(近鉄奈良駅から)
奈良公園周辺の歩き方/東大寺/興福寺/奈良国立博物館/新薬師寺/円成寺/五劫院/白毫寺/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇山下教授の仏像教室2~一目瞭然!仏像相関図
◇西ノ京・佐保・佐紀路(近鉄大和西大寺駅から)
西ノ京・佐保・佐紀路の歩き方/唐招提寺/薬師寺/秋篠寺/大安寺/海龍王寺/法華寺/不退寺/西大寺/平城宮跡と平城遷都1300年祭in2010/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇斑鳩・飛鳥(法隆寺駅+橿原神宮前駅から)
斑鳩・飛鳥の歩き方/法隆寺/中宮寺/法輪寺/法起寺/岡寺/聖林寺/飛鳥寺/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇長谷・室生・吉野(長谷寺駅+室生口大野駅+吉野駅から)
長谷寺/室生寺/金峯山寺/如意輪寺/桜本坊/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇山下教授の仏像教室3~仏さまの身なり&手ぶり総チェック
◇奈良のおもひでおみやげ/奈良の歴史年表/奈良市内全図
◇仏像が100倍好きになる 山下裕二的仏像の見方&好仏BEST12
【見方 其の壱】「仏像=美女」と思って眺める
【見方 其の弐】「仏像=イケメン」と見る
【見方 其の参】「仏像=子ども」と見る
【見方 其の四】「空間と仏像」を同時に楽しむ
【見方 其の五】「仏像=生身」として見る
【見方 其の六】「教科書的必見の美仏」はコレだ!
【見方 其の七】「自分好みの個性派を探せ!」
◇仏像巡りの旅
【コース1】山下裕二先生ドッキリセレクト
【コース2】ハードですが、がんばって一日でいいとこ取り!
◇山下教授の仏像教室1~山下裕二流仏像鑑賞の心得10ヵ条
◇奈良公園周辺(近鉄奈良駅から)
奈良公園周辺の歩き方/東大寺/興福寺/奈良国立博物館/新薬師寺/円成寺/五劫院/白毫寺/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇山下教授の仏像教室2~一目瞭然!仏像相関図
◇西ノ京・佐保・佐紀路(近鉄大和西大寺駅から)
西ノ京・佐保・佐紀路の歩き方/唐招提寺/薬師寺/秋篠寺/大安寺/海龍王寺/法華寺/不退寺/西大寺/平城宮跡と平城遷都1300年祭in2010/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇斑鳩・飛鳥(法隆寺駅+橿原神宮前駅から)
斑鳩・飛鳥の歩き方/法隆寺/中宮寺/法輪寺/法起寺/岡寺/聖林寺/飛鳥寺/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇長谷・室生・吉野(長谷寺駅+室生口大野駅+吉野駅から)
長谷寺/室生寺/金峯山寺/如意輪寺/桜本坊/仏像めぐりの合間に一息~よりみちスポットセレクト
◇山下教授の仏像教室3~仏さまの身なり&手ぶり総チェック
◇奈良のおもひでおみやげ/奈良の歴史年表/奈良市内全図
◆表紙の薬師寺金堂の写真、いいでしょう。本文中の写真もいいです。
金峯山寺の蔵王大権現3体のうち、右側の1体(千手観音が権化した姿)(P98)
ちょっと気になっていたので、金峯山寺の蔵王大権現の顔の色について書こうと思います。
JR東海の「うましうるわし奈良」キャンペーン(2012)では、「青が、荒ぶる。」というコピーとともに、蔵王大権現の青い表情が強調されていました。現在では金峯山寺のHPも青い表情になっています。しかし、実際はこの写真のように少し青みがかった墨色だったと思います。
青い顔の仏像というのはインパクトがあるし、人を呼ぶには大いに役立つと思います。僕もそこに惹かれて吉野に行きました。蔵王大権現を初めて見たとき、写真と違うと思いましたが、すぐにその大きさと威厳に満ちた表情に圧倒され、顔の色なんてどうでもいいと思いました。なお、金峯山寺ではその色を「青黒(しょうこく)」と呼んでいました。
JR東海の「うましうるわし奈良」キャンペーン(2012)では、「青が、荒ぶる。」というコピーとともに、蔵王大権現の青い表情が強調されていました。現在では金峯山寺のHPも青い表情になっています。しかし、実際はこの写真のように少し青みがかった墨色だったと思います。
青い顔の仏像というのはインパクトがあるし、人を呼ぶには大いに役立つと思います。僕もそこに惹かれて吉野に行きました。蔵王大権現を初めて見たとき、写真と違うと思いましたが、すぐにその大きさと威厳に満ちた表情に圧倒され、顔の色なんてどうでもいいと思いました。なお、金峯山寺ではその色を「青黒(しょうこく)」と呼んでいました。