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佐藤賢一『小説フランス革命12 共和政の樹立』を読みました。

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今日、佐藤賢一の『小説フランス革命12 共和政の樹立』を読み終えました。

◆ストーリー
 1792年8月の蜂起で王権が停止され、国王一家はタンプル塔に幽閉された。パリの民衆は反革命の容疑者たちを次々に虐殺。街に暴力の嵐が吹き荒れ、立法議会に代わって国民公会が開幕すると、新人議員サン・ジュストの演説をきっかけに国王裁判が開かれることに。議員たちのさまざまな思惑が交錯する中、ついにルイ16世の死刑が確定し――。フランス王政の最期を描く、血塗られた第12巻。(ブックカバー裏表紙より)
  1792年
   9月 2日 パリ各地の監獄で反革命容疑者を民衆が虐殺(九月虐殺、~6日)
   9月20日 ヴァルミィの戦いでデュムーリエ将軍率いるフランス軍がプロイセン軍に勝利
   9月21日 国民公会開幕、ペティオンが初代議長に。王政廃止を決議
   9月22日 共和政の樹立(フランス共和国第1年1月1日)
   11月 6日 ジェマップの戦いでフランス軍がオーストリア軍に勝利、
        約ひと月でベルギー全域を制圧
   11月13日 国民公会で国王裁判を求めるサン・ジュストの名演説
   11月27日 フランスがサヴォワを併合
   12月11日 ルイ16世の裁判が始まる
  1793年
   1月20日 ルイ16世の死刑が確定
   1月21日 ルイ16世がギロチンで処刑される  (巻末「関連年表」より)

◆感想
 この巻は、章ごとにルイ16世、デムーラン、ロラン夫人、ロベスピエールのそれぞれの視点から描かれています。最後の3章(28~30章)は、1793年1月21日のルイ16世の処刑を彼の視点で描いています。この巻のハイライトです。

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