今日、熊谷達也の長編小説『漂泊の牙』(99)を読み終えました。
この作品について、ブックカバー裏表紙の解説を引用します。
この作品について、ブックカバー裏表紙の解説を引用します。
雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか? やがて、次々と血に飢えた謎の獣による犠牲者が… …。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。獣と人間の壮絶な闘いを描き、第19回新田次郎文学賞を受賞した傑作冒険小説。
【感想等】
◆タイトルを見て、ジャック・ロンドンの『白い牙』や『野性の呼び声』のような動物が主人公の作品だと思いましたが、違いました。3件の殺人事件があり、それらを実行したのは野犬(オオカミ犬)でしたが、その背後には人間が大きく関わっていました。
◆主な登場人物は、オオカミ研究者の城島郁夫とテレビ局ディレクターの丹野恭子、鳴子署の堀越刑事です。3人が殺人事件の真相に迫る過程が、3人それぞれの動きだったり、3人(2人)が一緒に行動したり、スピーディーな場面展開で描かれているので、飽きることなく先へ先へと読み進めました。
◆タイトルを見て、ジャック・ロンドンの『白い牙』や『野性の呼び声』のような動物が主人公の作品だと思いましたが、違いました。3件の殺人事件があり、それらを実行したのは野犬(オオカミ犬)でしたが、その背後には人間が大きく関わっていました。
◆主な登場人物は、オオカミ研究者の城島郁夫とテレビ局ディレクターの丹野恭子、鳴子署の堀越刑事です。3人が殺人事件の真相に迫る過程が、3人それぞれの動きだったり、3人(2人)が一緒に行動したり、スピーディーな場面展開で描かれているので、飽きることなく先へ先へと読み進めました。