今日、佐藤真由美の短歌+ショートストーリー集『恋する短歌』を読みました。
ショートストーリーの感想は後日にして、短歌だけ引用します。
ショートストーリーの感想は後日にして、短歌だけ引用します。
◆桜
さくらさくら 去年誰かと見たさくら
知らんぷりしてまた見るさくら
◆みんないい娘
ほしいならあげちゃいたくてしょうがない
けど彼わたしのものじゃないから
◆ハッピーエンド
人生は続く ふたりが教会で
ハッピーエンドを迎えたあとも
◆柴ちゃんのこと
アスファルト温めながら夏が来る
あなたはどこで何してますか
◆行楽日和
今すごくハッピーだから
通り魔にあったらイヤだ 今は絶対
◆爪を噛む
目の前のわたしを見てよ
本当に大事にしてるものが何でも
◆仕掛け花火
形とか指の長さを知ったのに
何も知らない あなたのことを
◆NOと言えないわたし
恋のせい 真夜中過ぎに呼び出され
スナギモなんか食べているのは
◆心変わり
当然のように一つの食べ物を
分け合いながら別れ話を
◆午前四時、渋谷で
飲み会の夜なくなったケータイが
出てこなければ好きだと言おう
◆すてきな誕生日
いつのまにか見つけてくれてありがとう
わたしがあなたにぴったりなこと
◆男がふたり
ほんの少し勝ってほんの少し負けて
恋はいつでも少し悲しい
◆かみさまの寝言
対角線上にベッドで寝る人を
抱きしめるため三角になる
◆失敬な話
謝られれば謝られるほど君じゃなく
わたしが全部悪いみたいだ
◆ただの遊び
知られたくないことがある
本当はあなたといると心臓が痛い
◆プライド
縁あって隣で寝てる人がいて
わたしのものにならないらしい
◆ニュージーランドに行く前にわたしがしたこと
地図を見る前に電話が鳴ったので
まだ赤道の位置を知らない
◆後悔
弱いとこ見せたくないしあなたのも
見たくないから愚痴は言わない
◆真冬の白い朝の光
冷たさに負けない勇気があるように
祈った 朝の光の中で
◆バレンタイン
2/14が何の日かなんて忘れてる
君に思い出させてほしいんだ
◆帰り道
一匹も猫に会わない帰り道
わざと遠くのコンビニに行く
◆“44”がクローズする日
目薬を涙のかわりにさしてみる
忘れないから忘れないでね
さくらさくら 去年誰かと見たさくら
知らんぷりしてまた見るさくら
◆みんないい娘
ほしいならあげちゃいたくてしょうがない
けど彼わたしのものじゃないから
◆ハッピーエンド
人生は続く ふたりが教会で
ハッピーエンドを迎えたあとも
◆柴ちゃんのこと
アスファルト温めながら夏が来る
あなたはどこで何してますか
◆行楽日和
今すごくハッピーだから
通り魔にあったらイヤだ 今は絶対
◆爪を噛む
目の前のわたしを見てよ
本当に大事にしてるものが何でも
◆仕掛け花火
形とか指の長さを知ったのに
何も知らない あなたのことを
◆NOと言えないわたし
恋のせい 真夜中過ぎに呼び出され
スナギモなんか食べているのは
◆心変わり
当然のように一つの食べ物を
分け合いながら別れ話を
◆午前四時、渋谷で
飲み会の夜なくなったケータイが
出てこなければ好きだと言おう
◆すてきな誕生日
いつのまにか見つけてくれてありがとう
わたしがあなたにぴったりなこと
◆男がふたり
ほんの少し勝ってほんの少し負けて
恋はいつでも少し悲しい
◆かみさまの寝言
対角線上にベッドで寝る人を
抱きしめるため三角になる
◆失敬な話
謝られれば謝られるほど君じゃなく
わたしが全部悪いみたいだ
◆ただの遊び
知られたくないことがある
本当はあなたといると心臓が痛い
◆プライド
縁あって隣で寝てる人がいて
わたしのものにならないらしい
◆ニュージーランドに行く前にわたしがしたこと
地図を見る前に電話が鳴ったので
まだ赤道の位置を知らない
◆後悔
弱いとこ見せたくないしあなたのも
見たくないから愚痴は言わない
◆真冬の白い朝の光
冷たさに負けない勇気があるように
祈った 朝の光の中で
◆バレンタイン
2/14が何の日かなんて忘れてる
君に思い出させてほしいんだ
◆帰り道
一匹も猫に会わない帰り道
わざと遠くのコンビニに行く
◆“44”がクローズする日
目薬を涙のかわりにさしてみる
忘れないから忘れないでね