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Channel: my photo diary
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『若山牧水歌集』を読みました。

今日、伊藤一彦編『若山牧水歌集』を読み終えました。この歌集には、若山牧水(1885-1928)の15歌集約7000首の中から選ばれた約1700首が収録されています。「幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく」は牧水の代表歌ですが、この歌は第一歌集「海の声」に収録されています。最初からこんな素晴らしい歌を詠んじゃうとあとが大変だったんじゃないかと思ってしまいます。以下、気に入った歌を引用し...

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『超高速!参勤交代』を見ました。

今日、『超高速!参勤交代』を見ました。主演の佐々木蔵之介がテレビに毎日のように出てこの映画を宣伝していたので、見てみようと思いました。黒澤映画の「痛快娯楽時代劇」のようだったらいいなと思っていましたが、まさにその通りの映画でした。主人公の佐々木蔵之介をはじめ、藩士役の西村雅彦・寺脇康文・上地雄輔・柄本時生・六角精児や忍者役の伊原剛志、遊女役の深田恭子など、キャスティングがよかったと思います。また、笑...

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『長塚節歌集』を読みました。

今日、斎藤茂吉選『長塚節歌集』を読み終えました。長塚節は地元の歌人・作家であり、かつて小説『土』を読んだり、短歌をいくつか暗記したりしましたが、彼の歌集をちゃんと読んだのは今回が初めてでした。で、彼の自然詠がとても好きになりました。とてもわかりやすく、情景が目に浮かびます。また、彼が病床で詠んだ歌は、彼の心情がストレートに伝わってきて悲しくなります。以下、気になった歌を引用します。【明治33年(19...

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『斎藤茂吉歌集』を読みました。

今日、『斎藤茂吉歌集』を読み終えました。以下、一読して気になった歌を引用します。「赤光」(明治38年~大正2年)  蚊帳のなかに放ちし蛍夕さればおのれ光りて飛びそめにけり  かぎろひの夕べの空に八重なびく朱(あけ)の旗ぐも遠(とほ)にいざよふ  あかときの畑の土のうるほひに散れる桐の花ふみて来にけり  もみぢ照りあかるき中に我が心空しくなりてしまし居りけり...

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『佐佐木幸綱歌集』を読みました。

今日、『佐佐木幸綱歌集』を読み終えました。この歌集には、佐佐木幸綱の第九歌集「アニマ」全篇と、彼の初期作品及び第一~第八歌集、第十~第十四歌集から抄出した300首が収録されています。以下、一読して気になった歌を引用します。「アニマ」(第九歌集・1999)  潮の香の濃くなる二階大鯨小鯨煌々と大小の鼾  死にそびれたるわれわれは人の死に一日かけて集い散るなり...

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枡野浩一『かんたん短歌の作り方』を読みました。

昨夜、枡野浩一の『かんたん短歌の作り方』を読み終えました。以下、この本の内容を簡単にまとめてみました。【作り方】(引用歌がそれぞれの作り方を例示しているわけではない。)1 何かを言いたいとき五七五七七のリズムを活用すると、強引な意見でもモットモらしく見えます。  ◆好きな人いない時にはドリカムの歌はただただうっとうしいだけ(投稿歌)   →好きな人できたとたんにカラオケでドリカムばっか歌うなバーカ2...

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佐藤真由美『プライベート』を読みました。

佐藤真由美のデビュー歌集『プライベート』を読みました。先日、枡野浩一の『かんたん短歌の作り方』を読んだら、そこに彼女の投稿歌が取り上げられていました。彼女はこの投稿がきっかけとなり、歌人になったそうです。彼女の他の歌も読んでみたいと思い、この歌集を買いました。以下、気に入った歌を引用します。  東口バスターミナルでキスをして別れるために出会ったふたり...

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佐藤真由美『恋する短歌』を読みました。

今日、佐藤真由美の短歌+ショートストーリー集『恋する短歌』を読みました。ショートストーリーの感想は後日にして、短歌だけ引用します。◆桜  さくらさくら 去年誰かと見たさくら  知らんぷりしてまた見るさくら◆みんないい娘  ほしいならあげちゃいたくてしょうがない  けど彼わたしのものじゃないから◆ハッピーエンド  人生は続く ふたりが教会で  ハッピーエンドを迎えたあとも◆柴ちゃんのこと...

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福井県に行ってきました。

8月21日から23日まで、仕事で福井県に行ってきました。目的の場所に行くために降りたのが「田原町駅」でした。切符の手配から宿泊先の予約まで、何から何まで同伴者に任せきりだったので、電車を降りてびっくりしました。「田原町」→「たわらまち」→「俵万智」。そう、ここは俵万智が高校時代に利用していた駅でした。以下はWikipediaから引用した俵万智と田原町駅に関するエピソードです。...

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プジョー208 Roland Garros

〈オレンジドアミラーカバー〉と〈ロランギャロス ロゴ ステッカー〉昨日、出勤のために《308CC》のエンジンをかけたら、「自動診断警告」の表示!...

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『窪田空穂歌集』を読みました。

今日、大岡信編『窪田空穂』を読み終えました。ソ連によるシベリア抑留で亡くなった次男・茂二郎を悼んで詠んだ長歌「捕虜の死」(歌集「冬木原」収録)がとても印象的です。その後も次男を偲んだ歌を詠んでいますが、子どもを失った親の気持ちが切々と伝わってきます。また、自らの老いや死について詠んだ歌はとてもリアルな感じを受けます。以下、気になった歌(長歌は除く)を引用します。「まひる野」(明治38年)...

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『北原白秋歌集』を読みました。

昨夜、高野公彦編『北原白秋歌集』を読み終えました。「君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」(「桐の花」収録)は、人妻との恋愛を歌ったものですが、白秋はその女性の夫から姦通罪で訴えられます。結果的には免訴になりましたが、この事件の前後に詠んだ作品をみれば、白秋の精神的苦悩がよく分かります。以下、一読して気になった歌を引用します。「桐の花」(1913)...

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相田みつを『にんげんだもの』を買いました。

今日、電通四季劇場[海](カレッタ汐留内)で、...

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詩集『半夏生』を読みました。

今日、知人からいただいた彼の第一詩集『半夏生』(1994)を読みました。この詩集は、茨城新聞の「茨城詩壇」に投稿し掲載された作品を中心に22編が収録されています。本人は「若かった」と言っていましたが、確かにそう思える部分もあります。でも、そういった部分も含めて心に響く詩が多いなと思いました。以下、一読していいなと思った作品を引用します。    林檎    林檎の季節がきた...

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俵万智『プーさんの鼻』を読みました。

今日、俵万智の第四歌集『プーさんの鼻』(05)を読みました。『チョコレート革命』(1997)以来、約8年ぶりの歌集で、子どもの歌が多いのが特徴です。なお、作者は歌作りについて「あとがき」で次のように述べています。印象的な言葉なので引用しておきます。「子どもの歌、恋の歌、家族の歌……。短歌は、私のなかから生まれるのではない、私と愛しい人とのあいだに生まれるのだ。三十代半ばから四十代はじめの作品を整理し...

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『子規句集』を読みました。

昨夜、高浜虚子選『子規句集』を読み終えました。虚子の「序」に曰く、「原句は凡そ二万句足らずある中から見るものの便をはかって、二千三百六句を選んだ。選むところのものは私の見て佳句とするものの外、子規の生活、行動、好尚、その頃の時相を知るに足るもの幷(ならび)に或事によって記念すべき句等であった」。以下、一読して気になった句を引用します。「寒山落木」巻一(明治18-25年)...

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『蕪村句集』を読みました。

昨夜、『現代語訳付き 蕪村句集』を読み終えました。以下、一読して気になった句を引用します。なお、次の2句(安永9年=1780年、65歳)が特に気に入ったので、現代語訳も付けておきます。花に来て花にいねぶるいとまかな (訳)花見に来て、花の陰で居眠りする、やすらぎの時よ。掴みとりて心の闇のほたる哉 (訳)つかみとって、己が心の闇に気がついた。掌のなかの蛍よ。◆元文5年(1740):25歳...

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『一茶俳句集』を読みました。

昨夜、『新訂 一茶俳句集』を読み終えました。以下、一読して気になった句を引用します。◆寛政期    時鳥(ほととぎす)我身ばかりに降雨か    外は雪内は煤(すす)ふる栖(すみか)かな    雲に鳥人間海にあそぶ日ぞ    更衣(ころもがへ)しばししらみを忘れたり    秋の夜や旅の男の針仕事    咬牙(はがみ)する人に目覚て夜寒哉    思ふ人の側(そば)へ割込む巨燵(こたつ)哉...

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『中原中也詩集』を読みました。

今日、大岡昇平編『中原中也詩集』読み終えました。以下、気に入った詩をいくつか引用します。◆『山羊の歌』より    サーカス    幾時代かがありまして      茶色い戦争ありました    幾時代かがありまして      冬は疾風吹きました    幾時代かがありまして      今夜此処での一と殷盛り(ひとさかり)        今夜此処での一と殷盛り    サーカス小屋は高い梁...

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『北原白秋歌集』を読みました。

昨夜、高野公彦編『北原白秋歌集』を読み終えました。「君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」(「桐の花」収録)は、人妻との恋愛を歌ったものですが、白秋はその女性の夫から姦通罪で訴えられます。結果的には免訴になりましたが、この事件の前後に詠んだ作品をみれば、白秋の精神的苦悩がよく分かります。以下、一読して気になった歌を引用します。「桐の花」(1913)...

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