『現代の歌人140』を読みました。〈2〉
【昭和/戦後】◆久々湊盈子 もみしだかれて狂うほかなし三月の疾風(はやて)にしなう白き木の花 咲きあふれ天になみうつさくらばな満ちたることはかくもさびしき 風の声熄(や)みたる夜明けわらわらと森はおのれの息にて動く 感情線乱れておればつくづくと素直ならざる酉年生まれ 遠い未来に必ず訣れのあることを疑わずされど日々に思わず 女の骨は鬆が入りやすく心には魔が入りやすく五十となりぬ...
View Article永田紅歌集『ぼんやりしているうちに』を読みました。
今日、永田紅の第三歌集『ぼんやりしているうちに』(07)を読み終えました。この歌集には、2001年から07年にかけて、彼女の25歳から31歳までの作品が収められています。以下、一読して気になった歌を引用します。機2001~04年) 寝ころべばトタンの屋根にたくさんの穴ありにけり白く輝く 泳ぎつきしテトラポッドはあたたかくつねにきれいに乾けるところ 湾内に長く伸びいる防潮堤高きより見てしずかなる午後...
View Article『久々湊盈子歌集』を読みました。
昨夜、『久々湊盈子(くくみなとえいこ)歌集』(99)を読み終えました。『現代の歌人140』(09)に収録された、彼女の「もみしだかれて狂うほかなし三月の疾風にしなう白き木の花」という歌を読み、この方はただ者じゃないと思い、古書店でこの歌集を購入しました。思った通り、ただ者ではありませんでした。以下、一読して気になった歌を引用します。なお、この歌集は次のような内容になっています。◆第二歌集「黒鍵」(全...
View Article歌集『東直子集』を読みました。
今日、歌集『東直子集』(03)を読み終えました。この歌集は概ね以下のような内容になっています。 ◆短歌 ・第一歌集「春原さんのリコーダー」(96) ・第二歌集「青卵」(01)抄 ・「青卵」以後 ◆散文 ・かたち ・モノローグのめぐりに ・草かんむりの日々に ◆東直子論 ・ナオコ・ゴー・ラウンド(藤原龍一郎)以下、一読して気になった歌を引用します。◆第一歌集「春原さんのリコーダー」より...
View Article「SEAL」のショルダーバッグが届きました。
トラベルミニショルダーバッグ~休日や旅行先でも重宝する、使い易いサイズのショルダーバッグ。パスポートやロングウォレット等もゆったりと入る大きさでサブバッグとしても大活躍します。網ポケットやペンホルダーなど、多彩な収納で荷物の小分けにも便利です。ファスナーポケットはメイン収納、サブ収納も含めて6つ搭載しており、防犯性にも長けています。シンプルなフォルムでスタイルを選ばすに使用でき、表面のタイヤチューブ...
View Article久々湊盈子歌集『風羅集』を読みました。
今日、久々湊盈子(くくみなとえいこ)の第八歌集『風羅集』(12)を読み終えました。第七歌集『鬼龍子』(07)以後、2007年の夏から2012年春までの作品の中から選び、ほぼ制作順に収められています。彼女の62歳から67歳のときの作品です。以下、一読して気になった歌を引用します。 今昔をいまさら言うな一日を咲ききって底紅の木槿が閉じる 言うべくもなきさみしさに拾いあぐ一日花の白花むくげ...
View Article『春日真木子歌集』を読みました。
今日、『春日真木子歌集』(97)を読み終えました。この歌集は概ね以下のような内容になっています。 ◆歌集 ・「野菜涅槃図」(95、全篇) ・「北国断片」(72、抄) ・「火中蓮」(79、抄) ・「あまくれなゐ」( 、抄) ・「空の花花」(抄)(87) ・「はじめに光ありき」(抄)(91) ◆歌論 ◆解説以下、一読して気になった歌を引用します。◆第六歌集「野菜涅槃図」(全篇)より...
View Article久々湊盈子歌集『鬼龍子』を読みました。
今日、久々湊盈子(くくみなとえいこ)の第七歌集『鬼龍子』(07)を読み終えました。タイトルの「鬼龍子」(きりゅうし)について、「あとがき」の一部を引用します。...
View Article小島なお歌集『サリンジャーは死んでしまった』を読みました。
今日、小島なおの第二歌集『サリンジャーは死んでしまった』(11)を読み終えました。この歌集について、「あとがき」の一部を引用します。 本集は、第一歌集『乱反射』に続く、わたしの第二歌集です。...
View Article久々湊盈子歌集『紅雨』を読みました。
[[attached(1)]]今夜、久々湊盈子の第六歌集『紅雨』(04)を読み終えました。以下、一読して気になった歌を引用します。 コスモスに来ている風を目に追えばこころはしばし凪ぐがごとしも 生きながら溺るるという仕合せもきっとあるらむ満天の星 酢に浸(ひ)でて氷頭(ひず)は食うべしかの冬のかの雪の夜を思いながらに 腐りかけがもっとも匂うカリンの実出窓に忘れ春となりたり...
View Article《308CC》にドライブレコーダーを付けました。
今日、プジョー柏で《308CC》にドライブレコーダーを付けました。先週の日曜日、《208アリュール》にドライブレコーダーを付けましたが、《308CC》には付けないつもりでした。でも、《308CC》を運転中に万が一事故に遭ったら後悔しそうなので、急きょ付けることにしました。
View Articleオリエントスター・クラシックを買いました。
今日、オートマチックの腕時計〈オリエントスター・クラシック〉を買いました。最近のマイブームは、クラシックな雰囲気(たたずまい)+皮のベルトで、先日はLIPの〈ヒマラヤ〉(クオーツ)を買いました。次は、〈ヒマラヤ〉のオートマチックを手に入れようと思っていましたが、猫島人さんに〈オリエントスター・クラシック〉を紹介していただき、考えが変わりました。この時計は、この価格帯のオートマチックでは僕の好みにピッ...
View Article久々湊盈子歌集『紅雨』を読みました。
今夜、久々湊盈子の第六歌集『紅雨』(04)を読み終えました。「あとがき」によれば、前集『あらばしり』(00)以来、ほぼ4年間の作品から400首余りを選び、おおむね制作順に収めたとのこと。また、集名「紅雨」については、以下のように述べています。...
View Article小島ゆかり歌集『ヘブライ暦』を読みました。
昨日、小島ゆかり(1956-)の歌集『ヘブライ暦』(96)を読み終えました。この歌集は、『月光公園』(92)に続く彼女の第三歌集で、1991年冬から94年秋までの三年間の作品の中から278首をほぼ編年順に収めてあります。以下、一読して気になった歌を引用します。 われさへや飛ぶことあらん屋上の春まつぴるまひかりは狂気 だれかいまわれを宥(ゆる)せし 白雲がひとつしづかに真上に来たり...
View Article『田中ひろみの勝手に仏像ランキング』を購入しました。
月末に奈良へ「見仏」に行く予定なので、気分を盛り上げようと思い、『田中ひろみの勝手に仏像ランキング』(10)を購入しました。以下、この本の主なコンテンツです。第1章 顔 ◇イケメン・ベスト3 ◇美人・ベスト3 ◇童顔・ベスト3 ◇枯れ具合・ベスト3 ◇アフロ・ベスト3 ◇頭部だけ・ベスト3 ◇ヘアスタイル・ベスト3 ◇目が特徴的・ベスト3 ◇顔の部分が特徴的・ベスト3第2章 体...
View Article国井律子『クニイの素』を読みました。
今日、国井律子『クニイの素 Love Bike, Love Life.』(08)を読みました。ホンダ《CRF250L》のショップへの入荷予定が9月1日なので、バイク関係の本を読んで気分を盛り上げようと、この本を手に取りました。あと二週間ちょっとの我慢です。以下、この本の主なコンテンツです。1 ヨーロッパ・イタリアの旅で出会った人々...
View Article久々湊盈子歌集『あらばしり』を読みました。
今夜、久々湊盈子の第五歌集『あらばしり』(00)を読み終えました。 1996年春から2000年秋までの400首をほぼ制作順に収めたそうです。タイトルの「あらばしり」について、「あとがき」の一部を引用します。...
View Articleホンダ《CRF250L》が納車されました。
今日、ホンダ《CRF250L》が納車されました。発注したのが6月下旬でしたから、約2ヶ月待ったことになります。プジョー《208アリュール》の3ヶ月待ちに比べれば短かったと思いますが、とても待ち遠しく感じていました。ですから、本来なら「やっと来た」となるのでしょうが、今日は「とうとう来た」という気持ちの方が強いかなと思います。さっそく自宅の庭を走ってみました。庭といっても、田舎の、それも農家の庭なので...
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