プジョー208 Roland Garros
〈オレンジドアミラーカバー〉と〈ロランギャロス ロゴ ステッカー〉昨日、出勤のために《308CC》のエンジンをかけたら、「自動診断警告」の表示!...
View Article詩集『半夏生』を読みました。
今日、知人からいただいた彼の第一詩集『半夏生』(1994)を読みました。この詩集は、茨城新聞の「茨城詩壇」に投稿し掲載された作品を中心に22編が収録されています。本人は「若かった」と言っていましたが、確かにそう思える部分もあります。でも、そういった部分も含めて心に響く詩が多いなと思いました。以下、一読していいなと思った作品を引用します。 林檎 林檎の季節がきた...
View Article『子規句集』を読みました。
昨夜、高浜虚子選『子規句集』を読み終えました。虚子の「序」に曰く、「原句は凡そ二万句足らずある中から見るものの便をはかって、二千三百六句を選んだ。選むところのものは私の見て佳句とするものの外、子規の生活、行動、好尚、その頃の時相を知るに足るもの幷(ならび)に或事によって記念すべき句等であった」。以下、一読して気になった句を引用します。「寒山落木」巻一(明治18-25年)...
View Article『蕪村句集』を読みました。
昨夜、『現代語訳付き 蕪村句集』を読み終えました。以下、一読して気になった句を引用します。なお、次の2句(安永9年=1780年、65歳)が特に気に入ったので、現代語訳も付けておきます。 花に来て花にいねぶるいとまかな (訳)花見に来て、花の陰で居眠りする、やすらぎの時よ。 掴みとりて心の闇のほたる哉...
View Article俵万智『プーさんの鼻』を読みました。
今日、俵万智の第四歌集『プーさんの鼻』(05)を読みました。『チョコレート革命』(1997)以来、約8年ぶりの歌集で、子どもの歌が多いのが特徴です。なお、作者は歌作りについて「あとがき」で次のように述べています。印象的な言葉なので引用しておきます。「子どもの歌、恋の歌、家族の歌……。短歌は、私のなかから生まれるのではない、私と愛しい人とのあいだに生まれるのだ。三十代半ばから四十代はじめの作品を整理し...
View Article『一茶俳句集』を読みました。
昨夜、『新訂 一茶俳句集』を読み終えました。以下、一読して気になった句を引用します。◆寛政期 時鳥(ほととぎす)我身ばかりに降雨か 外は雪内は煤(すす)ふる栖(すみか)かな 雲に鳥人間海にあそぶ日ぞ 更衣(ころもがへ)しばししらみを忘れたり 秋の夜や旅の男の針仕事 咬牙(はがみ)する人に目覚て夜寒哉 思ふ人の側(そば)へ割込む巨燵(こたつ)哉...
View Article『中原中也詩集』を読みました。
今日、大岡昇平編『中原中也詩集』読み終えました。以下、気に入った詩をいくつか引用します。◆『山羊の歌』より サーカス 幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました 幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました 幾時代かがありまして 今夜此処での一と殷盛り(ひとさかり) 今夜此処での一と殷盛り サーカス小屋は高い梁...
View Article佐世保に行ってきました。
10月16日から2泊3日の日程で佐世保市に行ってきました。東京・佐世保間は新幹線〈のぞみ〉とJR特急〈みどり〉で約7時間。寝たり、本を読んだりしていたら、意外と早く着きました。仕事がらみの旅でしたが、初めての佐世保をいろいろ見ることができました。ホテルの客室から佐世保市街・佐世保港を望む。ホテルのロビーから中庭、そして後方の九十九島を望む。《ビッグマン本店》で念願の佐世保バーガーを食べました。注文し...
View Article俵万智『旅の人、島の人』を読みました。
今日、俵万智のエッセイ集『旅の人、島の人』を読み終えました。「沖縄の石垣島に、息子と移住して三年あまり。旅の人というにはやや長く、島の人というにはまだ短い時間が流れた。……。住んでみて初めてわかること、慣れてないからこそ驚けること。旅人でも島人でもない宙ぶらりんだから見えるものを、楽しみながら綴ってきた。」(あとがき)という内容です。軽い読み物が読みたかったので手にした本ですが、これから旅するときの...
View Article三浦しをん『舟を編む』を読みました。
今日、三浦しをんの『舟を編む』(2011)を読み終えました。文庫化されたら読もうと思っていましたが、4月に松田龍平主演の映画(2013)を見て、衝動買いしてしまいました。でも、読みたいという衝動はすぐに消え、最近になってやっと読み始めました。一冊の辞書の編纂に15年!...
View Article佐藤賢一『小説フランス革命10 ジロンド派の興亡』を読みました。
昨夜、佐藤賢一の『小説フランス革命10 ジロンド派の興亡』を読み終えました。この本の巻頭や巻末には前巻までのあらすじや関連地図、主要登場人物一覧、関連年表があり、読者にとってはたいへんありがたい配慮だと思います。以下、第10巻に該当する部分を関連年表から引用しました。(一部改編) 1792年 1月24日 立法議会が全国5万人規模の徴兵を決定 3月 3日...
View Article佐藤賢一『フランス革命の肖像』を買いました。
表紙の肖像画は、(右上から時計回りに)ロベスピエール、ルイ十六世、ナポレオン、マリー・アントワネット。昨日、佐藤賢一の『フランス革命の肖像』を買いました。『小説フランス革命 第二部』を読むための参考にしようと考えています。内容は以下の通りです。(ブックカバー解説より)...
View Article村上春樹訳『高い窓』を買いました。
今日、村上春樹によるレイモンド・チャンドラー『高い窓』の新訳を買いました。この作品は探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第3作(1942)にあたります。これで村上氏によるこのシリーズの翻訳は5作目(全7作品)になります。【参考】フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズ ※村上訳 1 The Big Sleep(1939) 大いなる眠り※ 2 Farewell,My...
View Article村上春樹訳『高い窓』を読みました。
今日、レイモンド・チャンドラーの『高い窓』(1942・村上春樹訳)を読み終えました。この作品は探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第3作です。「訳者あとがき」に「これが僕にとっての五冊目のチャンドラー長篇小説の翻訳になる。チャンドラーは全部で七冊の長篇小説をのこしているから、あと二冊で『完訳』ということになる。せっかくだから、というか、ここまできたら全部やってしまいたい。おつきあいい...
View Article村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読みました。(再)
今日、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(85)を読み終えました。この作品を読むのは4度目でしたが、今回読むきっかけとなったのはインターネットの『村上春樹新聞』の記事「ボブ・ディランがたくさんの唄を唄う『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に流れていた音楽」でした。この作品にはたくさんの音楽が登場しますが、「ボブ・ディランがたくさんの唄を唄う」という印象は無かったので、...
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